第4回(Aくん):2年ぶりの再会と、心がほどけた一日

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📤️また彼から、突然のLINE

それから2年。

私はこの2年で、2度の休職と退職、1年半続いた彼氏との別れ、転職と、
人生の大きな節目をいくつも経験しました。

そんなある日、突然彼から「久しぶり〜」とLINEが来たんです。

タイミングって、不思議です。
ちょうどどのときの私には、「話を聞いてくれる誰か」
が必要だったのかもしれません。

それが彼である理由も、うまく言葉にはできないけれど、
どこか安心できる存在だったのは間違いありませんでした。

どこかで、また会えるのをちょっとだけ期待していた自分もいたのかもしれません。


🏘️彼の新しい暮らしと、私の憧れ

久しぶりに連絡を取る中で、彼が田舎に古民家を買って移住したと知りました。

なんだか彼らしい選択だなと思いながら、
私も昔から田舎暮らしにちょっと憧れていたので、それを素直に伝えました。

すると彼は「本気で思ってくれるなら、住んでもいいよ」なんて冗談めかして言ってくれて。

軽口かもしれないけれど、その一言がなんだかすごく嬉しくて、
「私たち、また何か始まるのかな?」って、心のどこかで思ってしまったんです。


♥️優しさが沁みた時間

彼からは最初「ホテルに行こうか?」というお決まりのような提案もありました。
でも私はそんな気分じゃなくて、返事を保留していると、

「無理しなくていいよ。近況報告だけでもしよう」

と、すぐに引いてくれて、嬉しかったです。

当日、彼の最寄駅まで行くと、車で迎えに来てくれました。
ショッピングセンターでご飯を食べたり、ペットショップを見たり、お茶をしたり…

ただそれだけの時間が、すごく楽しくて、安心できて、
何より“ちゃんと私として接してくれている”感じがありました。


❣️心のつながりを感じた夜

その帰り道、またホテルに誘われました。
私はやっぱりまた断れませんでした。
きっと、彼の優しさや、楽しさにに気持ちが動いていたんだと思います。

うつ病になったこと。
仕事で悔しい思いをたくさんしたこと。
元カレとの別れに感じた痛み。
自分の不甲斐なさ…。

話していたら涙が溢れてしまったけど、彼は

「いつも頑張ってるから、頑張ってない自分が許せないのかな?」
「それだけ思えることがあるのがめっちゃくちゃすごいよ。」
「ほんとによく頑張ってたんだよね」

虚しさだけが残ることが多かった彼との関係なのに、
このときばかりは、心がちゃんと繋がったような気がしたんです。


💓ぐんと高まった、彼への気持ち

帰り道の車でもたくさん笑って、
話すほどに「もっと一緒にいたいな」って思えて。

彼の友達が次々と結婚しているらしく、
ふと「結婚願望ってあるの?」と聞いてみたら、

「タイミングがきたらすると思うよ」
「どうしても俺と結婚したいって言われて、納得できる理由があればするかも」
「それか、自分がどうしても結婚したい人に出会えたらしたいな」

前に聞いたときより、少しだけ柔らかくなったその言い方に、
「私も頑張れば、もしかして…」って、思ってしまったんです。


次回予告:彼の気持ちを聞いてみた夜

  • 高まった気持ちを、ついに伝えてしまった。
  • 彼は悩んだ表情で、沈黙のあとに言ったことは…
  • 優しさと現実の間で、私はようやく本当の「さよなら」を選ぶことに。

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