Aくんと3回目に再会したのは、それからまた1年ほどが経った頃。
彼氏と別れたばかりだった私は、「寂しさをどうにかしたい」気持ちと、
でも「また誰かに傷つけられるのは嫌だ」という自己防衛の気持ちが、せめぎ合っていました。
そして、気がついたらTinderを再インストールしていた私。
まさかとは思いつつも…
そこにまた、Aくんのプロフィールが出てきたんです。
🙆Aくん、まだ遊んでるの?
正直、「また出てくるのか〜!」って思ったし、
「今さら会ってもなあ〜また傷つくかな」って自問もしたけど、
それでも連絡してしまうあたり、やっぱり私はAくんに未練というか、
弱さを感じていたんだと思います。
Aくんはすぐに返信をくれて、会う日もすんなり決まりました。
その日は、私の家に21時すぎに来てくれることに。
少しだけお互いの近況報告をして、あっという間にセックスして、
すぐに帰ってもらう流れに。
🌒気持ちを張ったままの夜
でも、そのときはは少しだけ前と違っていました。
久々に会ったAくんは、どこか前よりも柔らかい雰囲気をまとっていて、
私に対しても、優しさや興味を感じる言葉や態度がありました。
ただ、私は素直になれないし、未練があるとも思われたくない。
それに「また傷つくのが嫌」だったし、
「どうせすぐ終わる」って心のどこかでわかっていたから。
それでもやっぱり、Aくんに対して感じる安心感や懐かしさがあって、
“寂しさを埋めるため”にはちょうどよすぎる相手だったんです。
💔再会なのに、なにも始まらない
その日以降、特にAくんから連絡がくることもなかったし、
私もTinderをすぐに消して、何事もなかったように日常に戻っていきました。
連絡がないことに驚きもなかったけれど、
内心では「やっぱり私は都合のいい女でしかなかったな」って、
どこか自分に対して呆れるような、苦笑いの感情も残っていました。
💬 あとがき:あのときの自分へ
この3回目の再会は、何も始まらず、何も終わらなかった。
でも、“何もないこと”こそが、
私とAくんの関係性の限界を象徴していたのかもしれません。
期待しないように、心に距離を取ったつもりだったけど、
やっぱりどこかで、ほんの少しだけでも
「追いかけてきてくれないかな」って、思ってたんですよね。
そんな希望を持った自分を、バカにしたくない。
だってそれは、まだ「誰かに愛されたい」と願っていた証拠だったから。
🔜 予告:4回目の再会 〜わたし、変わりたい!!〜
- なぜかまた、Aくんから連絡がきた。
- たった数時間で、私はまたAくんを信じたくなってしまった。
- 「ちゃんと伝えたい」って思ったのに、 最後に返ってきたのは、“線を引く”一言だった。
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