彼との再会は、初めて会ってから2年半が経った頃のことでした。
当時の私は、もうすっかり “ビッチ街道まっしぐら” で Tinder を使いこなし、
男という男にちょっと飽きてきていた頃。
でも心のどこかで、また「刺激」は欲しかったんです。
🔥ふたたび Tinder で
そんなとき、Tinderで偶然、彼を見つけてしまいました。
「ああ、やっぱり彼も遊び人だったんだな」
と苦笑しながらも、試しにメッセージを送ってみたら、あっさりと再会が決まりました。
彼の提案は「公園でBBQしよう」。
なんだか健全だし、楽しそう!
いきなり「家に来て」とかじゃないなんて、嬉しい!って思ったんです。
でも、当日になって連絡が。
「やっぱり家でやろうよ」
えっ?とは思ったけれど、流されてしまう私。
彼の家に行くと、キッチンでせっせと肉を焼いてくれました
(今思えば、このシュールさに笑えてくるけど😂)。
食後は、やっぱりお約束の流れで体の関係に。
💔虚しさとセフレ認定
終わった後、どうしようもない虚しさに襲われて「帰りたい」と伝えると、
さすがに家までは送ってくれましたが、車内ではほとんど会話もなく…。
この時点で私は、
「ああ、もう完全に都合のいいセフレなんだな」
って悟ってしまいました。
それでも翌週、また誘われて、なぜかほいほい行ってしまう私…。
(本当、なんで私はそんなにほいほい行ってしまうのだ)
🍚手料理・お泊り・そして虚しさ
2回目の再会では、彼の最寄り駅まで迎えに来てもらい、一緒にスーパーで買い物して夕食作り。
穏やかな時間だったはずなのに、会話の中で
「結婚ってしたいと思ってる?」と私が聞くと、彼はこう言いました。
「結婚はしたいけど、本当に好きな人とじゃないと意味ないと思うんだよね」
はい、完全に壁、つくられました。
心が、じんわりと痛くなりました。
その日は泊まって、翌朝バイバイ。
だけど会話は弾まず、彼も全然楽しそうに見えませんでした。
きっとこの時の私は、自分でも気づかないうちに、
人としての魅力も、女としての余裕も、全部欠けていたんだと思います。
💣️メンヘラ化 → 勝手に終焉へ
さらにその後も、また彼から誘いがあり、私は応じてしまいました。
でも、だんだんとメンヘラ化してきた私。
ちょっとしたことでダダをこねたり、不安定になったり…。
そんなこともあって、会うかどうかで揉めた末、やっぱり「会いたい」が勝ってしまい、お泊り。
でも、その帰り道。
どうしようもなく悲しくなってしまったんです。
感情が爆発して、帰宅後に彼へLINE。
「もう会わない!さよなら!」
既読はついたけれど、フォローは一切なし。
そのまま私も連絡先を消して、
2回目の再会は、自己嫌悪と共に静かに幕を閉じました。
💬 あとがき:自分に素直になれるように
このときの私は、「誰かに選ばれること」でしか自分の価値を測れていなかった気がします。
特別に好きになったわけでもないのに、
寂しさや虚しさを埋めるために、自分を“切り売り”して、
そのたびに心がすり減って、どんどん苦しくなっていった。
「都合のいい女」になってしまったのは、誰かのせいじゃなくて、
自分の心の弱さと、愛し方を知らなかった未熟さだったと思います。
だけどこうして文字にして整理していくことで、
あの頃の痛みを少しずつ“手放せて”いる気がしています。
2回目の再会では、
彼の気持ちや態度ばかりを気にして、
「どうせまた遊ばれてるだけだよね」と勝手に決めつけて、
自分から距離を取って、傷つく準備ばかりしていました。
でも今振り返ると、
一番可愛くなかったのは、私のその態度だったのかもしれません。
- 相手が楽しそうかどうかばかり気にして
- 自分が楽しいか、心を開けているかを見つめず
- 不安から強がって、なんとも思ってないふりをして
- 勝手に落ち込んで、自爆する
…そんな「心を閉ざす自分」が、私の恋を難しくしていたんですよね。
これじゃ、誰かと本当の意味で繋がれるはずがないし、
何よりも、「一緒にいて楽しい」と思ってもらえる“可愛げ”がなかった。
でも、そういう未熟さもちゃんと自分で認めて、
過去を責めるんじゃなくて、学びに変えていけたらと思います。
次こそは、自分を大切にしながら、
「素直でかわいげのある自分」で恋をしたい。
そんな気持ちが、少しずつ芽生えてきています。
🔜 次回予告:「3回目の再会」— それでも、寂しさは消せなかった
- Tinderでまた見つけてしまった彼の名前
- 「知らない人とはもう無理。でも…」
- 再会と、さくっと始まって終わる関係
- 可愛げのない自分
そして――
「また惹かれてしまいそう」な自分にブレーキをかけるために、 少しだけ“冷たく”してしまった夜の記録。
切なさと自己防衛が入り混じる、3度目の再会。
どうぞ次回も、読みに来てもらえたら嬉しいです🕊
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